世界的に有名な市場調査会社 RVA は、新しいレポートで、今後約 10 年以内に米国の FTTH (Fiber To The Home) インフラが 1 億世帯以上に到達すると予測しています。
RVAは「北米光ファイバーブロードバンドレポート2023-2024:FTTHと5Gの概観と予測」の中で、FTTHはカナダとカリブ海地域でも力強く成長すると述べています。この1億という数字は、現在までに米国でFTTHがカバーされている6,800万世帯をはるかに上回っています。後者の合計には重複カバー世帯も含まれますが、RVAは重複カバーを除くと、米国のFTTHカバー世帯数は約6,300万世帯と推定しています。
RVAは、通信事業者、ケーブルMSO、独立系プロバイダー、自治体、地方電力協同組合などがFTTHの波に加わると予測しています。レポートによると、米国におけるFTTHへの設備投資は今後5年間で1,350億ドルを超えると見込まれています。RVAは、この数字は米国におけるFTTH導入にこれまでに費やされた総額を上回ると主張しています。
RVAの最高経営責任者(CEO)であるマイケル・レンダー氏は次のように述べています。「この報告書に掲載された新たなデータと調査は、この前例のない展開サイクルの根底にあるいくつかの要因を浮き彫りにしています。おそらく最も重要なのは、光ファイバーが利用できる限り、消費者は光ファイバーサービスへの移行を進めるだろうということです。」
レンダー社は、光ファイバーインフラの可用性が消費者行動を左右する上で重要な役割を果たしていると強調しました。ダウンロード速度とアップロード速度の高速化、低遅延、帯域幅の拡大といった光ファイバーサービスのメリットを実感する人が増えるにつれ、従来のブロードバンドから光ファイバー接続への切り替えが進む可能性が高まります。レポートの調査結果は、光ファイバーの可用性と消費者の普及率の間に強い相関関係があることを示しています。
さらに、本レポートでは、企業にとっての光ファイバー技術の重要性を強調しています。クラウドベースのアプリケーション、リモートワーク、データ集約型の業務への依存が高まるにつれ、企業は堅牢で安全なインターネット接続をますます求めるようになっています。光ファイバーネットワークは、現代のビジネスの進化するニーズに応えるために必要な拡張性と信頼性を提供します。
投稿日時: 2023年5月26日